落語観
じっくり考えて、ゆっくり吐き出すのが、このブログのコンセプトなのだけど、頭の中でまとまっていないことをアウトプットすることによって、まとめるっていう作業にも使ってみようと思う。
まずは、僕の好きなものについて。
唐突だけど、僕は落語が好きだ。
実際に寄席や独演会に出かけて行って観るのも、CDで聴くのも。
落語観っていうと非常に大げさでえらそうなのだけれど、なぜ落語がおもしろいと思ったのか、なぜ心を動かされたのか、少し考えてみたい。
より抽象的に考えるために、落語とは何なのかっていう話をする。
ある本によると(タイトル忘れちゃった)、落語とは
①高座に座り、
②扮装・背景の助けを借りず、
③和服を着て、
④扇子と手ぬぐいのみを小道具とする
どうやらこの条件を満たしていれば、落語と呼べるらしい。
①の高座というのは、簡単に考えれば、「座布団の上」。
では、なぜ魅了されたのか。
一つ考えられるのは、その制限の大きさ。
演者は、当然ながら座布団の上を離れられない。